「これ読んで」
絵本を読んで欲しいともってくるのは良い事ですね。
では、図鑑を「読んで」と持ってきた時はどうしますか?
結論は「一緒にながめるだけ」で正解です。
図鑑は一字一句よむ必要はまったくない
「新幹線は、JR各社が運営している日本の高速鉄道で、1987年(昭和62年)までは日本国有鉄道(国鉄)が運営していました」
子どもは興味を示す可能性は低いですね。
図鑑を読む目的は一字一句暗記することではないので、絵本のように読む必要はありません。
絵本とは役目の違うガイドを大人がするのです。とても簡単です。一緒にながめるだけでいいのです。
絵本は文字を大人が読みます。字の読めない、または少し読める子どもにも大人の抑揚・感情の入った読み聞かせはよい事です。
その役割のまま、図鑑に当てはめずに、一緒にながめます。ガイドですが、役目が変わるのです。
「どの乗り物が好き?」「しんかんせんって他の電車とカタチが違うね」
こういった会話が続けば成功です。絵本のように全部読まず子どもがキュレーションした部分を大人がアシスタントのSiriになり「それはね…」と解説していくのです。
おそらく絵本を上手に読み慣れている大人ほど、この役割変更に戸惑ってしまうでしょう。簡単に解決する方法があります。
カタログを見ながらおしゃべりするように会話をする
商品のカタログって最初から一字一句読みませんよね。パラパラめくって気になった商品を見ていく、ひとりでも、友達と2人でもページをめくりながらワイワイおしゃべりする。
図鑑もそんな感じでいいのです。
相手(子ども)より少しだけ自分(大人)が詳しいので、相手が気になった事を自分が解説する、という気持ちです。
カタログを見ながら子どもと会話をする、という図鑑の楽しみ方はおススメです。
図鑑は子どもの知識を増やし、大人と話すキッカケをつくる
「私の知識が不安で子どもに解説できるか不安」でも大丈夫です。一緒に「なんでだろうね」と同じ疑問を持つ人として同じ側に立ち位置を替えればいいのです。
一緒に考えることは、子どもに大きなポジィティブを与えます。
知識を増やす目的と同時に大人と会話をするキッカケを図鑑はもたらしてくれます。
実際にどの図鑑が良いのか?は別記事をご覧ください。
我が家はリビングに図鑑を置いています。図鑑・辞書・地図は三種の神器と言われています。
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