「子どもに図鑑を買いたいけど、書店にいっぱいありすぎて、どれを選べば…」
図鑑がこどもの教養にいい影響があるのは、なんとなく分かるのだが、大人の悩みは「で、結局どれがいいの?」ですよね。
私もそうでした。しかし「おおざっぱ」でも図鑑の出版社、タイプを把握していると、図鑑えらびは楽しくなります。
この記事では図鑑シリーズ出版社別に5つ紹介したあと、図鑑選びの3つのコツと「オススメの最初の1冊」を紹介します。
図鑑は3才ごろから大人と楽しめるようになる
1~2才は絵本を破ってしまう子が多いです。なので図鑑は3才ごろから、というのが定番になっています。もちろん個性に合わせ、1~2才で図鑑デビューさせるのも良いのではないでしょうか。
【図鑑メーカー】ビッグ4と新創刊の+1
日本でこども向け図鑑を出版している5社を紹介します。
小学館 NEO
60年以上の歴史があります。帯に芦田愛菜さん、DVDはドラえもんと、初めて買う読者への圧倒的な訴求!背表紙は王道の白に赤文字です。
ちなみにマクドナルドのハッピーセットで選べる図鑑はNEOが監修しています。
学研 LIVE
全巻にDVDがついています。そして背表紙の赤は書店でも非常に目立ちます。自宅で子どもにも目に入りやすいのが狙えますかね。
NEOと背表紙が真逆なのが、ライバル心をむき出しにしていると感じるのは私だけでしょうか。
映像は英国放送協会(BBC)と学研オリジナルが使用されています。
【DVD付】宇宙 (学研の図鑑LIVE) 3歳~小学生向け 図鑑
講談社 MOVE
「DVD付き」を初めて出版したのはMOVEです。イメージカラーはオレンジです。DVDはNHKアーカイブスの映像が使用されています。
さらに小さな子ども向けに「はじめてのずかん」シリーズも発売されています。
ポプラ社 WANDA
学校・図書館に強いイメージがあります。総合百科事典のイメージでしょうか。アカデミックにテーマカラーも知的な青です。付録でミニブックがつきます。
角川 GET!
受動的に“知る”のではなく、能動的に知識を“手に入れる”のでレーベル名はGETになりました。
2021年に創刊。緑の背表紙に黄文字です。角川が満を持してブチ込んで来た感じがビンビン来ます。
「今までの図鑑の分類とは違う」「オンラインで自分専用の図鑑を作れる」など、後発のアドバンテージで訴求しています。
確かに生物を生物分類ではなく、生息地でまとめているので、環境問題などで影響を受けるなど、繋げて考えが広がりやすそうです。
ラインナップを眺めると自然科学全般というより、生物学に力を入れているコンセプトを感じます。
図鑑の選び方で大事な3つのコツ
以上の様々な出版社からどうやって選べばよいか? 3つのコツを紹介します。
- おとなの感覚で「いる・いらない」を判断しない
- 出版社が違ってもかまわない
- 同じジャンルで何冊も欲しがったら大チャンス
おとなの感覚で「いる・いらない」を判断しない
「女の子なんだから昆虫じゃなくてお花にしよう」など、おとなが判断してはいけません。
子どもが興味があるものをチョイスしていきましょう。
出版社が違ってもかまわない
わたしもそうですが、同じ出版社でコンプリートしたくなります。これも大人の勝手な先入観なので、子どもが欲しがれば出版社が違っても、かまいません。
同じジャンルで何冊も欲しがったら大チャンス
「図鑑を開く事で子どもの心が動く」のではく、「子どもの心が動いた」→「そこに図鑑を流し込む」イメージです。子どもが特定のジャンルに興味が出てきたという大チャンスを見逃さないようにしましょう。
この「図鑑を流し込む」という表現がすごく素敵です。
≫ 頭がいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある
この本について詳しくは下の記事で紹介しています。
どれを選べばいいか迷ったときはこの1冊
では、はじめて図鑑を選ぶとき、なにを基準にしたか、下記を参考にしてみてください
図鑑の種類は大きく分けて3タイプ
いろいろ書籍で調べながら、我が家ではこの本をチョイスしました。図鑑は大きく分けて3タイプあります。
ビジュアル図鑑タイプ (3才~ ※おとなと一緒なら1才~)
幅広いジャンルを網羅したタイプの図鑑で「最初に取り付きやすい」タイプです。初めての図鑑はこのタイプをオススメします。
定番図鑑タイプ (3才~)
上記で紹介したジャンル別に分かれた定番の図鑑タイプです。「こども図鑑」と最初にイメージする図鑑です。
Q&Aタイプ (7才~)
ビジュアル図鑑タイプ、定番図鑑タイプに比べ、文字が増えます。周りの事象から「なぜ」「どうして」を解決していく補助線を示してくれます。
Q&Aタイプの代表的なのは「たのしい!かがくのふしぎ なぜ?どうして?」シリーズでしょう。1年生から4年生まであります。
≫ たのしい! かがくのふしぎ なぜ?どうして? 1年生 (楽しく学べるシリーズ)
「空は、なぜ青いの?」という質問に答えられますか?シリーズ累計300万部突破です。
迷ったら最初の1冊はこれ!
ジャンル別の定番図鑑を買ってすぐ子どもが飽きてしまった、という話をよく聞きます。我が家の最初の1冊はビジュアル図鑑タイプの「くらべる図鑑」です。
従来のジャンル別という図鑑の縦割りを横串でザクリと貫通した革新的な図鑑で、売れに売れて120万部!新版になりました。手のひらから宇宙、文化、恐竜、乗り物を比べながら楽しめます。
大人と一緒なら1~2才でも楽しめますね。
図鑑を「これ読んで」と子どもが持ってきたらどう読むのがベストかは別記事をどうぞ。
【まとめ】こども図鑑の最初の1冊と選び方のコツ
最初の1冊は [新版]くらべる図鑑 (小学館の図鑑 NEO+プラス)がおすすめです。
図鑑のタイプは大きく分けて3タイプです。
1.ビジュアル図鑑タイプ (3才~ ※おとなと一緒なら1才~)
最初の1冊はこのタイプがオススメです。
2.定番図鑑タイプ (3才~)
いわゆる「こども図鑑」
小学館の図鑑NEO(小学館)
学研の図鑑LIVE(学研プラス)
講談社の動く図鑑MOVE(講談社)
ポプラディア大図鑑WANDA(ポプラ社)
角川の集める図鑑GET(KADOKAWA)
3.Q&Aタイプ (7才~)
文字が増えてくる疑問解決型
図鑑選びでのコツは以下の3点です。
1.おとなの感覚で「いる・いらない」を判断しない
2.出版社が違ってもかまわない
3.同じジャンルで何冊も欲しがったら大チャンス
ぜひこどもと「楽しんで」あなたの家庭だけの図鑑ライブラリーの構築をしてみてください。
子育ての三種の神器「図鑑」「地図」「辞書」
頭がいい子の家のリビングには必ず図鑑、地図、辞書があるそうです。
我がヨンマル家にもリビングに導入しております。
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