オキナワノコワイハナシ2「怪物 MAJIMUN」「暗隅(くらしみ)」「放送禁止」

沖縄

「今年のオキナワノコワイハナシの放送日はいつ!?」

と毎年チェックするみなさん、お疲れ様です。

これまでに放送された「オキナワノコワイハナシ」をAmazonプライムで観れる中から紹介します。

オキナワノコワイハナシ……RBCで2004年からスタートした年に一度放送される、3話構成のオムニバス・ホラー番組です

みなさんも感じていると思いますが、年によって振れ幅が大きすぎですよね。

「今年は3話ともパロディとか実験要素か」と思えば翌年は「3話とも怖すぎ!なんで?」みたいな。

ライバルの琉球トラウマナイトはストーリーテラーがいますが、オキナワノコワイハナシは存在しないので、没入感がありますね。

今回紹介する「オキナワノコワイハナシ2」

  • 「怪物 MAJIMUN」(2008)
  • 「暗隅(くらしみ)」(2008)
  • 「放送禁止」(2007)

の3本です。ネタバレなしです。

≫ オキナワノコワイハナシ2

2話と3話は桃原遥さんが主演です。琉神マブヤーのヒロインでブレイクしていた時期ですからね。女子高生役とDJ役、どちらもこなせる年齢でした。

「オキナワノコワイハナシ2」のレビューは厳しめです。確かに設定やオチに突っ込みたい気持ちは分かります。難解すぎるというより、どういう世界観よ?と考えると楽しめるでしょうか。

「怪物 MAJIMUN」

格闘系ジムに通うトウコの手首には無数のヤケドの跡がありました。

不遜な態度で周囲から煙たがれています。ある日、ケンカ腰で練習生を倒し、「参った」相手の顔を踏みつぶします。

止めに入った指導者も両目を指で突かれて失明しかけます。

実はトウコは幼いころ父親から虐待されていたと。手首のヤケドはタバコを押し付けられた後でした。

練習生たちがそんな話をした帰り、異様な姿の指導者に次々に襲われます。

一方、トウコは全身をシートで覆われた人影をみつけ、シートをめくると……。

【やや突っ込みポイント】

まず、トウコが異常に強い背景が一切わかりません。そして告白の場面は何だったのでしょうか?

最後のアイテムは「怪物は自分の中にいる」というメタファーなのだと考えます。みなさんの考察をコメント欄でお待ちしています。

「暗隅(くらしみ)」

とある夜、2人の女子高生、ケイとカオリが民家に助けを求めて駆け込んできます。友達の一人が襲われたというのです。

カオリひとり残し、オジサンとケイは現場に向かうも、姿はなく、ケイは民家に引き返します。

オジサンは藪に向かって「誰かいるのか?」と声かけをします。

一方でオジサンの家に戻ったケイはカオリを呼びますが、時すでに遅し。カオリは「ナニモノ」かに引きずり込まれます。

ケイはオジサンと車でレストランに逃げますが、誰もいません。

音楽と照明が消え……。

【感想】

車で逃げる途中の放置車両はなんだったん?カオリに気づくための停車の理由にしたのでしょうか?だったら助手席のケイが立っているカオリに気づいて「オジサン、車止めて!」で良かったのでは?

設定は好きです。闇に潜む影の世界に来てしまった、という内容です。沖縄地方の土着で「暗隅(クラシミ)」「アコークロー」、全国版では「君の名は」で使われた「片割れ」あたりです。

ゲームのSIRENが好きな人には合うかも。

「こちら」と「あちら」が交差、並行、入れ替わる時間帯。クラシミがでて引っ張られると。ケイは「こちら」に戻ってこれたのでしょうか。

「放送禁止」

深夜ラジオ番組でその日のテーマは心霊特集。ADの子が事前に自殺の現場になった廃墟からラジオを持て来ます。

DJのカナコは実は霊感がある「見える子ちゃん」でした。

リスナーと心霊体験を電話中。廃墟から持ってきたラジオのスイッチが入り強制CMへ。

DJの子、サトミちゃんがリスナーに電話でフォローします。「ごめんね、混線してて、また次回お願いします」

すると電話先のリスナー「今日、カナコさん、一人ですよね?」

番組の掲示板を見ると多くのリスナーから「女の悲鳴が聞こえる」「仕込みやりすぎ」「カナコさん大丈夫?」といった書き込みが。

心霊スポットでの実況テープを流すコーナーで再びノイズ。突然、「ここは…どこ?」という声、ディレクターが「電話切れ!」と指示を出すも、ADサトミ「つながっていないです」

じゃあこの声は…放送ブース内から聞こえるという事は……。

【感想】

2話でJK役の桃原遥さん、今度はDJ役です。前後半で声だけ流し、映像は夜景や街並みにした演出が大好きです。

ラジオは「ながら聴き」するものですから。

怖い系で放送ブースはいいアイテムになります。

お互いに姿は見れるけど、部屋は隔離されている。声のやり取りの切替えでミキサーが怖さを演出できる。

放送設備が怖さのアイテムになる。たとえばヘッドホンも、怖い音が聞こえて驚く演技に使えるし、外して解放される表現もできる。

館でミステリーが起こりやすいように、放送スタジオと怖い話は非常に相性がいいのだと気づきました。

↓続編

↓これまでの全作品の一覧を作成しました。

Amazonプライムで視聴できます

Amazonプライム会員ならプライムビデオでオキナワノコワイハナシが視聴できます!

≫ オキナワノコワイハナシ(プライムビデオ)

沖縄県民がAmazonプライムに入るメリットは以下の記事をどうぞ

≫ 沖縄県民がAmazonプライム会員になるべき3つの理由

コメント

タイトルとURLをコピーしました