コンフォートゾーンの作り方by苫米地英人-失敗できない日になぜか失敗してしまう人へ

読書

自分を変えようとしてもうまくいかない。早起きを継続しようとしても数日で戻ってしまう。禁煙が成功しているのに「なぜか」吸ってしまう。

原因は人間は現状を維持する生き物だからです。

絶対に失敗できない日に失敗してしまうのも同じ理由です。「コンフォートゾーンの作り方」を紹介します。意識で変わりたいと思っていても変われない方へ。

人間は現状を維持する生物

高校以上で生物を専攻していたなら、ホメオスタシスというは聞いたことあると思います。「恒常性維持機能」です。本人の意思に関係なく自律的に反応する機能です。

全力で走った後は呼吸が荒くなり、心臓の鼓動が早くなる。体温が上がれば汗を出して気化熱で冷やそうとする。寒ければ震えて体温を上げようとする。自分の意思でコントロールできないのが恒常性維持機能です。

コンフォートゾーンとは心の「ホメオスタシス」です。禁煙に失敗するのは、喫煙する自分がコンフォートゾーンだから。暴飲暴食してしうのは、太っている自分がコンフォートゾーンだから。結婚直前でマリッジブルーになるのは、未婚の自分がコンフォートゾーンだからです。

コンフォートゾーンは過去が決めている

出勤前に缶コーヒーを買う、帰宅したらすぐテレビ、週末はソファで昼間で二度寝など、変えたい習慣があっても、その人は「今まで」この習慣だったので、「このまま」が安心なのです。

意識では「変わりたい」と思っていても、潜在意識では「過去の、昨日までの自分でいい」と変化を拒むのです。これが変わりたくても変われない理由です。

ホメオスタシスを変える方法

ホメオスタシスを変える方法を分かりやすく「お金」カテゴリで説明します。

年収300万の人が年収1,000万と設定した場合、年収300万がその人のコンフォートゾーンです。目標にしているコンフォートゾーンに変えるコツの一つが「アウェー」に出ることです。

年収1,000万の世界を想像します。どこに住んで、どういう家に住んで、どういう旅行をして、どういう買い物をして、どういう言葉遣い、立ち振る舞いをしているか……など。

イメージを強くするために五感で体験をします。

アウェーを五感で味わう
  • 普段行かないリゾートホテルに宿泊
  • 普段行かない高級レストランで食事

「めったに来れないから」と、ミーハーにならず、「年収1,000万の私はここにいる」と五感で味わいます。つまり、新しいコンフォートゾーンに自分は含まれていると想像する。

日々繰り返していると「既に目標は達成されている」自分がいるのに、「年収1,000万の自分が年収300万しかない」とギャップに違和感を感じ、年収1,000万の「元に戻ろう」とする。

言葉遣いも立ち振る舞いも年収1,000万の自分になり、やがて現実が追いついてくる。

簡単に順を説明するとこんな感じ。「そんな訳あるか!」と思わずに、読んでいて楽しそうじゃないですか?

まとめ

言葉では「そうか」となりますが、実際にやってみると、いつもの自分に戻ってしまう。本にはこの他にもシステムが紹介されていますので、気になったらぜひ手に取ってください。

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